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 今回のお出かけは兵庫県立美術館で開催された『富野由悠季の世界』へ行ってきました!私(つくし)の場合、少なからずガンプラも作っているのですが、正直『富野由悠季』という人物についてあまり詳しくなかったり、『サンライズ作品』についても知らないものが多かったりで、良い機会と思い、この展示会に足を運んでみました(‘ω’)ノ

兵庫県立美術館

概要

 展示会場内は撮影が禁止だったので、写真が少ないですが、概要だけでも伝わればと思います。

看板

 『概念の展示は不可能!』冒頭でいきなり(笑)演出は感覚的は仕事であって、観念的(具体的現実でなく、頭の中で抽象的に考えること)な作業を展示する事は不可能だとおっしゃってます。この言葉は展示会を最後まで観ればわかるのですが、富野氏の根幹は『リアリズム』であり、アニメ(SF)は空想のもの。富野氏の仕事はこの『空想』の部分にいかに『リアリズム』を付加するか。それには前述の観念的作業の連続であり、その頭の中に描いた事を展示という『リアリズム』に置き換える事は不可能という事。

 富野氏は幼少期の頃から、宇宙に対して強い憧れを持っていたそうです。というのも、父が旧日本軍関連の軍需工場で与圧服の研究と開発を行っていたそうで、宇宙服とよく似ている与圧服が視覚的原体験となり、宇宙への憧れにつながっていったとの事です。ここでは幼少期の頃に氏が描いたロケットや、オリジナル戦闘機等のイラストが展示されています。絵も上手なのですが、自身が読んだ書籍を元に描いたロケットの実現性等の根拠だてまでしっかり書かれているのが凄かったです!

 青年期の富野氏は日本大学芸術部映画学科に進学するが、映画製作よりも、学生自治活動に力を入れ、この時に多様な人間関係や組織の在り方に興味を強く持ったそうです。その時の経験が『リアリズム』的思考を育てたということです。

 幼い頃からの宇宙への憧れと青年期で得た『リアリズム』的思考が未来の絵空事(SFやアニメ)をリアルに描く事への関心を高めたようです。

 『イデオン』であったり『ガンダム』、『キングゲイナー』、『ザブングル』に『オーラバトラー』等、少年の成長を描いたものが多いのですが、富野氏の特徴として、少年の成長を理念のみで語るのでなく具体的かつ残酷なドラマで描く事でも有名ではないでしょうか。これも氏の『リアリズム』であり、闘っている相手は本当に悪なのか?主人公は正義なのか?『トリトン』が顕著でしたが、その葛藤の中でこそ人は考え、答えをみつけ成長していく。理不尽な状況でも踏ん張って前に進む主人公を描く事で、同時に視聴者の少年少女にもその作品の主人公と同じように問いかけたかったそうです。これは、アニメを観るのが子供だからとメッセージ性に手を抜くのではなく、子供だからこそ本気で作らねばという意識だったそうです。

 アニメ作品では、セル画や絵コンテも多く展示されており、アニメクリエーターを目指す人にはかなりオススメの内容かと思います!また、アニメの企画書や当時発売されたポピニカの合金玩具も少し展示されてました!ご年配の女性の方が多かった事に、富野氏の作品は少年や男性だけでなく女性層にも多く支持されている事が伺えました。

キャラクターと一緒

富野氏自身の情報もあり

 この展示会、これまでのアニメ作品を紹介するだけでなく、富野氏自身の事も掘り下げられていて、かなり情報量が多い展示会です!さて、ここで一番大切な情報をお届けします!この展示会をもしじっくり観ようと思うあなた!午前中に行く事を強くオススメします!なぜなら、ぜんぶきっちりみるとですね・・・・・・早い人でも3時間はかかると思います(笑)私は5時間かかりました(笑)各コーナーにはアニメ映像をみながら座れる場所があるので、たまに休憩しながら見る事をオススメします!一時間で網羅できる内容ではないです!

 この『富野由悠季の世界』は今年もまだまだ続くそうなので、興味のある方は是非覗いてみてください!物販コーナーではいろんなグッズもあって楽しかったです!私はもちろんMGの限定F91を買いました!と言いたいところでしたが、見終わった頃には閉館ギリギリだったのと、クタクタでそのまま展示会場を後にしました(笑)

ポスター

 『富野由悠季の世界』今後の予定を記載しておきますので、是非参考にしてください(#^.^#)

・ 第3会場 島根県立石見美術館
〒698-0022島根県益田市有明町5-15島根県芸術文化センター 「グラントワ」
会期 2020年1月11日(土)~3月23日(月)
主催 島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、BSS山陰放送、中国新聞社

・ 第4会場(予定) 青森県立美術館
〒038-0021青森県青森市安田字近野185
会期 2020年4月18日(土)~6月21日(日)
主催 富野由悠季の世界展青森実行委員会

・ 第5会場(予定)富山県美術館
〒930-0806 富山県富山市木場町3-20
会期 2020年7月18日(土)~9月6日(日)
主催 富山県美術館、北日本新聞社

・ 第6会場(予定) 静岡県立美術館
〒422-8002静岡市駿河区谷田53-2
会期 9月19日(土)~11月8日(日)
主催 静岡県立美術館

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